お役立ちコラム
2024.05.25

ごみの処分を一元管理!アルゴスJシステムとは?

ごみの処分を一元管理!アルゴスJシステムとは?

日々のマニフェスト業務に追われている。
産廃システムを導入したいけど、どれにしたら良いか分からない。
廃棄物管理担当として悩む問題の1つ、それは業務の効率化です。

紙・電子2つのマニフェスト運用に契約書や許可証の管理、廃棄物処理の進捗確認など担当者がやるべきことは非常に多くあります。

そんな悩みを解消するために今回は、マニフェスト業務の効率化を実現し法令違反によるリスクも激減させる「アルゴスJシステム」をご紹介します。

残業時間の削減および実績報告のための集計業務の簡素化、そしてマニフェスト業務効率化を進めたい企業の廃棄物担当にオススメするシステムです。

廃棄物一元管理システムはこんな企業に使ってほしい

廃棄物管理システムとは、産業廃棄物の廃棄業務を一元管理するシステムです。
産廃物の量や種類、処理方法などをデータベース化することで、法令遵守、廃棄物処理の見える化、業務負担の軽減、コスト削減に効果があります。

特に、以下の事業者がシステムを活用すると大きな効果を得ることができます。

  • 支店、生産拠点などが複数あり廃棄物管理をそれぞれの拠点で行っている
  • または、本社で一括して行っている
  • 人海戦術で対応する事務業務に限界を感じているが、どのようなシステムを導入すべきか分からない
  • 電子マニフェスト(JWNET)の導入を検討しているが、どうせだったら紙マニフェスト分も含めて管理できるシステムを検討したい
  • システムの導入をきっかけに自社の廃棄物に関わる業務改善の提案もしてほしい

廃棄物管理の事務作業に手こずっている、効率化をしたい企業であればまずはシステムを導入することが効率化の一歩です。

アルゴスJシステムとは廃棄物の一元管理システム

アルゴスJシステムは、煩雑な業務管理と手続きの効率化および廃棄物処理法違反のリスクを減らすために開発された一元管理システムです。

「煩雑な業務管理」とは

  • 廃棄物数量や進捗を確認するための管理表(データ入力)
  • JWNET(電子マニフェストシステム)への入力業務
  • 集計と作成、提出が必要な実績報告書
  • 見積書の作成と提出
  • その都度原本確認する契約書と委託業者の許可証

など、一連業務にもかかわらず工程ごとに確認するデータや媒体が異なることでかかる手間やミスのリスクを負っていることです。
また、マニフェストに関する廃棄物処理法違反のリスクとは

  • 必要なマニフェストの発行をしない
  • 規定する事項を記載しない
  • 規定する事項について虚偽の記載をする

などの刑事処分の可能性がある違反リスクのことです。

人が行うことに100%はありません。
それでも可能な限りミスがないよう、リスクを減らして仕事をしたいと誰もが願っています。
アルゴスJシステムは、廃棄物処理に関わる一連の事務業務をまるっと管理することで煩雑な業務をシンプル化し、結果的にミスおよび法令違反のリスク軽減を叶えます。

参照:公益財団法人産業廃棄物処理振興センター(JWNET)|電子マニフェストとは|マニフェスト制度とは|措置命令と罰則

アルゴスJシステムの機能10選

アルゴスJシステムは以下の機能が備わっています。

電子マニフェストEDI連携 電子マニフェスト情報を登録することで、JWNETへの登録も完了となる。
紙・電子と媒体を分けることなくマニフェスト登録ができるため、業務効率およびシンプル化を実現する。
電子見積依頼 システム内で見積依頼から決裁までが可能。
見積書作成→メール送付→メール返信による決済確認の手間を省略する。
進捗確認 見積依頼、発注、回収、完了報告などアクションがあった日付と進捗状況をシステム上で確認。
電話やメールではありがちな連絡漏れ、進捗管理の煩雑化を防止する。
行政報告・資料管理 データ編集のみで行政に提出可能な報告書類が完成。
集計から作成までにかかる時間および人件費コストが削減可能。
マニフェスト実績管理 入力したマニフェスト情報はシステム内に蓄積され自動でデータベース化。
案件ごとのマニフェスト管理による廃棄物処理の見える化が叶う。
契約書管理 契約書情報をシステム内にデータベース化することで、有効な契約書の管理と確認を容易にする。
許可証管理 委託業者の許可情報を登録し、許可内容や許可期限を自動管理。
廃掃法違反となる許可期限切れリスクを徹底排除する。
廃棄物数量管理 期間・排出量・日付を指定すれば、自社で欲しい情報を見たいときに、見たい範囲だけ確認できる。
電子発注 電子見積管理からの連動により、決済された見積もりに対する発注もシステム内で実行可能。
発注漏れリスク回避ができる。
廃棄物処理フロー管理 排出した廃棄物が適正処理されているかを一連の流れで確認可能。

廃棄物の一元管理で叶うこと

廃棄物の一元管理は、紙・電子2つのマニフェストそれぞれ行っている業務やデータ作成を1つのシステムで管理することで廃棄物の見える化を叶えます。

一元管理

さまざま媒体やツールで行う作業や連絡業務を1本化することで、排出から最終処分までの廃棄物フローが目に見えて管理でき、作業負担も軽減するのです。

アルゴスJシステムで叶うこと3選

一元管理できるアルゴスJシステムは、廃棄物の適正処理を叶えるために以下の3つを実現できます。

  1. 法令遵守、リスク管理の強化
  2. 作業の工数削減
  3. 環境経営での社会貢献

法令順守、リスク管理の強化

①許可情報

廃棄物処理を委託するうえで気を付けるべき情報といえば、委託業者の許可期限です。
許可期限は車でいう車検証と同じ。期限内に法定点検をしない車両は走行ができません。
必須事項の許可期限管理もアラート機能があるアルゴスJシステムであれば期限の3ヶ月前からお知らせしてくれるため、期限切れリスクを徹底的に排除できます。

②契約情報

廃棄物処理は契約書に記載された内容(範囲)で進めなければなりません。
仮に「廃プラスチック、金属くず、ガラスくず」の処理委託契約を締結したのであれば、この範囲に該当する廃棄物のみ委託できるということです。
しかし、日々の業務の中で契約範囲を把握しながら発注作業もこなすなんて簡単なことではありません。
これらの把握もアルゴスJシステムであれば簡単です。
仮に契約範囲外の廃棄物処理を依頼してしまったとしても、マニフェスト登録時の自動チェック機能により「品目なし・期限切れ・範囲外」などの情報を契約情報と比較してくれます。
日々の業務に追われながら法令違反のリスクを抱える心配がありません。

作業工数の削減

アルゴスJシステムの大きな特徴の1つが「マニフェストの交付・登録」における負担軽減です。
1日の中で特に負担が大きいマニフェストの業務を排出事業者・委託事業者が共に入力できる仕組みを採用したことにより、自社だけで登録する手間を圧倒的に減らします。

環境経営による社会的責任の達成

環境経営とは、天然資源や生態系などの地球環境を損なわないよう環境に配慮した経営のことです。
一見、廃棄物を減らす、紙マニフェストの発行枚数を減らすなど目に見えるものが”環境配慮”と思いがちですが、環境経営のポイントは持続可能性です。

廃棄物の排出を止めることは無理でも、排出をしながら持続的にクリーンに活動する。
すなわち排出事業者・委託処理業者のそれぞれが監視体制を築き、法令違反がない仕組みを活用することも環境経営の一旦を担うことと言えるでしょう。
一元管理により、廃棄物の排出から最終処分までのフローが可視化されるアルゴスJシステムはまさに環境経営を後押しするシステムです。

さらに導入必須ともなってきているSDGsの宣言もサポートします。

例えば【目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう】
産業廃棄物として排出する電子機器に含まれる金銀銅は、再資源化の原材料・セメント原料・処理場を稼働させるエネルギーになるなど、地域や経済を動かすさまざまな資源循環のツールに生まれ変わっています。
システム導入が社内のインフラを改良することに繋がり”産業廃棄物=ごみ”ではなく、産業基盤となるツールをつくる宣言に役立つでしょう。

また【目標12 つくる責任 つかう責任】
製造業であれば自社が製造したモノがどれだけ流通し、または廃棄され、資源循環に寄与する資源となったのかリサイクル率やエネルギー率などを集計し公表します。

処理業者であれば、日々廃棄される廃棄物がどこから来て、どのように処理され、リサイクル資源・エネルギー資源となるのか言葉だけでなく数値で公表することにより地域住民や顧客への安心感を増強させることに繋がるでしょう。

システム導入により廃棄物適正処理の見える化を公表することが「責任」の1つであり、データを抽出・集計するだけで簡単にできるのであれば責任の重み=業務負担とはならないはずです。


参照:環境省|環境配慮経営ポータルサイト|環境と経営

環境省|環境配慮経営ポータルサイト|環境と経済の関わり

一般社団法人日本SDGs協会|SDGs(持続可能な開発目標)17のゴール その9

一般社団法人日本SDGs協会|SDGs(持続可能な開発目標)17のゴール その12

一元管理システムアルゴスJで廃棄物の見える化促進を実現(まとめ)

廃棄物の見える化は、自社の業務を効率化することから始まります。
導入までの数か月やシステムに慣れるまでのあいだは少し大変かもしれません。

しかし一元的かつスピーディーに、さらには正確なデータベースをつくることは、その先の残業時間の削減・実績報告のための集計業務の簡素化・日々のマニフェスト業務における負担軽減を実現します。

導入に際しては約3か月頂いておりますが、その期間は徹底したヒアリングと現状の課題調査から改善のご提案までさせていただきます。

システム導入がゴールではなく、現状のお悩みとそれを改善した先にあるメリットも一緒にご提案することで

  • システムを使いこなす不安の解消
  • システム導入による一時的な業務増加の軽減などもサポート可能です。

さらにはJWNET未加入の場合の加入のサポートもありますので「加入していない」「加入を検討している」場合も安心してお任せください。

導入の流れ

出典:㈱ウッドランド|サービス|FLOW(導入までの流れ)

廃棄物管理の業務に少しでもお困りの場合はぜひ一度アルゴスJシステムの導入をご検討ください。

アルゴスJシステム

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