お役立ちコラム
2024.08.25

ハンディファンの処分方法は?種類別の処分方法を詳しく解説!

ハンディファンの処分方法は?種類別の処分方法を詳しく解説!

日に日に暑さが増すと、使う機会が増えるハンディ型扇風機(ハンディファン)ですが
普通ごみに捨てられるのか疑問に思ったことはありませんか?

電池や充電をして動かす小型の機械のため、ついそのまま普通ごみに捨ててしまうかもしれません。

しかし、ハンディファンは燃えないごみもしくは小型家電のリサイクルボックスに入れる方法で処分することが正解です。

ハンディファンの種類によって処分方法が異なるため、本記事を読んで正しい方法を知っていただければ幸いです。

ハンディファンの扇風機は2種類

ハンディファンの扇風機は2種類

手で持つ小型の扇風機、通称ハンディファンには2つの種類があります。

①乾電池式ハンディファン
乾電池を入れることで動くタイプで電池が切れれば動かなくなってしまうことから、その都度交換が必要です。

②充電式ハンディファン(バッテリー、USB充電)
内蔵されている充電式電池(リチウムイオン電池)で動くハンディファンです。
充電すれば使え、電池交換が不要なため乾電池式ハンディファンよりも豊富なデザインや種類(手持ち、首掛け、冷却剤付きなど)が販売されています。

手持ちや首掛けなど用途に応じた使い方ができるように様々なタイプが発売されているハンディファンですが「処分」をベースに考えた場合はこの2種類に分かれます。

乾電池式ハンディファンの処分方法は燃えないごみ

乾電池式ハンディファンの処分方法は燃えないごみ

乾電池式ハンディファンは乾電池を取り除き、ハンディファンは「小型家電」として燃えないごみに出します。
乾電池は自治体で決められた種類のごみの日に出します。

どちらにしても、決して「燃えるごみ」で捨てないようにしてください。
なぜならば、燃えるごみとは燃やして処理をしても環境負荷を極力抑えることができる処分方法だからです。

言い換えれば、燃えないごみとは燃やす方法で処理ができない、処理のために燃やすことで有毒なガスを発生させる可能性があるごみを指します。

ハンディファンなどは燃やす前に分解したり、燃やさずに破砕したりするなどの工程が必要なごみなのです。

なお、これからご紹介する自治体では燃えないごみには出さずにリサイクルするためのボックス(回収ボックス)に入れることを推奨しています。
ハンディファンは分解され、破砕などの工程を経て新しい製品を作るための原料に生まれ変わります。可能な限り回収ボックスへ入れるようにしましょう。

各市町村の燃えないごみの出し方

多くの自治体は指定袋に入れて出すことが燃えないごみの出し方ルールです。
以下で燃えないごみおよび取り除いた乾電池の処分方法をご紹介します。

自治体 燃えないごみの出し方 乾電池の処分方法 回収ボックス推奨
佐賀県武雄市 ・指定ごみ袋(透明(青字))に入れて、
 地区名・氏名を記入する
・取っ手の部分を結んでから出す
市役所・公民館・集積所に設置の
乾電池回収ボックスに入れる
長崎県長崎市 指定ごみ袋(青色)に入れて出す ごみステーションに設置してある
電池入れに入れる
福岡県福岡市 指定ごみ袋(青色)に入れて出す
指定ごみ袋(青色)
絶縁のため、両極にセロテープを貼って
「燃えないごみ」に出す
※市内の家電量販店、公共施設、
ホームセンター等でも回収している

乾電池式ハンディファンを「燃えないごみ」で捨てる場合は必ず乾電池を取り除いて、分けて捨てましょう。

分別はごみ出しの基本です。自治体のルールに合った方法で捨てることこそが安全なごみ回収につながります。

充電式ハンディファンの処分方法は回収ボックス

充電式ハンディファンはリチウムイオン電池(充電式電池)で動いています。
リチウムイオン電池は火災や発火の危険性があるため、燃えないごみに捨てることができません。
それゆえ充電式ハンディファンは、安全にリサイクルするため回収ボックスに入れる方法で処分します。

リチウムイオン電池は便利で危険な電池

リチウムイオン電池は便利で危険な電池

リチウムイオン電池は電力のパワーが大きく安定した電力供給を可能にするため、ハンディファンをはじめスマートフォン、ノートパソコンそして車など数多くの電子製品に使われています。

しかし、摩擦や大きな衝撃を加えると膨張や発火する特徴を持っていることから、処分方法を知らずにむやみに捨ててしまうと火災などの大惨事を招きかねません。

リチウムイオン電池の仕組みなどを詳しく知りたい場合は下記記事をご覧ください。

リチウムイオン電池の火災は自然破壊の原因

リサイクル工場などで火災が発生すると保管されている産業廃棄物は、みるみるうちに燃え広がっていきます。
普段であれば適正な保管をしていて有害になることはない産業廃棄物であっても、燃えて有害なガスが発生すると大気が汚れ水が汚れ、環境汚染につながる場合もあります。

さらに言えばリチウムイオン電池は電子製品に内蔵されていることが多く、乾電池のように目に見えて取り外しができるものではありません。
どんなに気を付けていても、分別されていないことが原因で火災になってしまうこともあるのです。

自然を守り、私たちの生活を私たち自身守るために分別徹底が必要なのです。

各市町村の回収ボックスへの捨て方

回収ボックスはお住まいの地域のさまざまな場所に設置してありますので、買い物やお散歩のついでに捨てに行くことができます。

自治体 回収ボックス 設置場所
佐賀県武雄市 大きさ制限あり
(縦11cm×横24cm)
市役所、文化会館、公民館など
長崎県長崎市 大きさ制限あり
(縦10cm×横25cm)
長崎県長崎市の回収ボックス
市内29か所
・地域センター
・市民会館
・図書館
・公民館
・長崎大学
・ふれあいセンター など
福岡県福岡市 大きさ制限あり
(縦25cm×横8.5cm)
福岡県福岡市の回収ボックス
市内44か所
・市・区役所
・体育館
・公民館
・市民センター
・図書館
・駅構内(福岡空港、博多駅など)

なお、設置されている回収ボックスは小型家電のリサイクルボックスです。
そのため充電式ハンディファンだけでなく、乾電池式も回収ボックスに入れることができますので、電池を取り除いてから入れましょう。

まとめ~ハンディファンは正しい分別で正しく捨てる~

まとめ~ハンディファンは正しい分別で正しく捨てる~

最後にあらためて処分方法をまとめます。

種類 処分方法
乾電池
ハンディファン
乾電池 ハンディファンから取り除いて自治体で
指定されているごみの種類・回収日に出す。
ハンディファン 指定袋に入れるなど自治体のルールに沿って
燃えないごみに出す。
※小型家電の回収ボックスに入れる方法がおすすめ
充電式ハンディファン 小型家電の回収ボックスに入れる。

夏を快適に過ごす必須道具であるハンディファンですが、その処分方法も必須のルールとして守っていかなければなりません。

当社の合言葉である「きれいな地球を後世に」は皆様の快適な暮らしをこれからも支え続けるために、日常で使用したものの処分方法を発信し続けます。
今いちど、わたしたちと一緒にごみの分別徹底にご協力をお願いいたします。

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