気づいたら増えている靴を処分するときに考えることと言えば、
・もう履かないけど、捨てるほど古くなっていない…捨てるタイミングはいつがいいだろう?
・捨てる以外で処分できる方法はないのかな?
・せっかく気に入って買ったのに捨てるのはもったいない
・数カ月前に買った子供の靴、もう小さくなってしまった…処分しないと、どんどん溜まってしまう
など、不要にはなったけど捨てることに少しばかり罪悪感や惜しい気持ちがある人も少なくないでしょう。
そのようなときのために、この記事では不要になった靴を「捨てる」以外の処分方法を中心に解説します。
ポイント解説しているのでサクサク読み進めて、ぜひ罪悪感がないご自分に合った処分方法を見つけてください。
目次
不要になった靴の処分方法は2つ
不要になった靴の処分方法は大きく分けて①捨てる、②リサイクルの2つです。
それぞれにメリット・デメリットがあり、靴の状態やご自身が得するかどうかなどでベストな処分方法が変わってきます。
不要になった靴を処分するタイミング6選
不要になった靴の処分方法を解説する前に…靴を処分するタイミングを紹介します。
なぜならば、タイミングに合ったそれぞれの処分方法があるからです。
不要になった靴は以下の6つが処分のタイミングと言えます。
①履きつぶした
②洗っても汚れが取れなくなった
③断捨離(引っ越しや私物の整理)
④サイズが合わなくなった
⑤流行じゃなくなった
⑥買い替え
それぞれのおすすめ処分方法は記事の後半で紹介するので、ぜひこの先も読み進めてみてください。
靴の処分方法をポイント解説~捨てる~
ここからは本題である靴の処分方法です。
普通ごみとして出す(燃えるごみ)
住んでいる地域の「燃えるゴミ」の日に出すことで不要な靴を処分します。
一部、安全靴など金属がついていて取れない靴は「燃えないゴミ」となる可能性もあるため、お住まいの地域の分別方法などを確認して処分することをおすすめします。
【メリット】
・処分したいと思ったときにすぐ処分できる
・手間がかからない
【デメリット】
・まだ履けそう、流行が過ぎたため履かなくなったなど、履ける状態の靴を処分する場合には罪悪感やもったいないと感じることがある
靴の処分方法をポイント解説~リサイクル~
捨てるのは気が引ける、まだ履けるからもったいない、エコや環境を考えた処分方法はないか…そのようにお考えの場合にはリサイクルがおすすめです。
下取りに出す
不要になった靴を下取りサービスがあるお店に持ち込むことで、次回のお買い物に使える割引券などと引き換えにして処分する方法です。
東京靴流通センターなどの靴販売店舗で知られる株式会社チヨダでは、履かなくなった・古くなった靴をお店に持ち込むことで1足につき、200円(税込)分の割引券がもらえるサービスを行っています。
下取りに出された靴の一部は、サーマルリサイクルされ、発電のためのエネルギーとして活用されています。
※サーマルリサイクル:廃棄物を焼却処理する際に発生する熱や蒸気をエネルギーに変換して活用する廃棄物処理方法
【メリット】
・不要になった靴を処分でき、かつ社会貢献もできて一石二鳥
【デメリット】
・下取りサービスを実施しているお店・メーカが少ないため、近くに店舗がないと処分できない
・キャンペーンなどの期間限定で行っている場合は、処分したいタイミングで下取りに出せない可能性がある
リサイクルショップに売りに出す
下取りよりも手軽な処分方法が売りに出すことです。
不要な靴だけでなく、断捨離で不要になった洋服なども一緒に持ち込めるため不用品を一気に処分することができます。
ただし、汚れすぎていたり壊れていたり履くには格好がつかない靴は買取ってもらえない可能性もあるため売りに出す際は、次に履く人のことを考えて品定めする必要があります。
【メリット】
・ハイブランド、人気、新品に近い綺麗な状態、箱が残っている場合には高く買い取ってもらえる可能性がある
・処分もできて、1円でも値がつくのであれば一石二鳥
【デメリット】
・汚れが目立つ、元値が安いなど付加価値が下がってしまっている状態の靴は買い取ってもらえない可能性がある
・お店に行く、査定の待ち時間の手間がかかる
フリマアプリ、オークションサイトに出品する
売りに出すのであれば、できるだけ高値で売りたい!
そのような場合には、フリマアプリやオークションサイトで売る方法もあります。
不要になった靴の写真を撮り、商品説明を書いて売りに出すことで欲しい買い手から「購入したい」と連絡が来る仕組みです。
【メリット】
・リサイクルショップに行かずとも携帯1つで売りに出すことができる
・自分で値段を決めるため、リサイクルショップより高値で買い取ってもらうことができる
【デメリット】
・写真撮影、説明文、包装、発送作業など、処分するまでのTODOリストが多い(忙しい人には不向き)
・いつ買い手がつくかは予想できないため、売れるまでは保管しておかなければならない
・送料や包装で使う資材などの費用がかかる
支援団体に寄付する
転んだり怪我したりするような危険な場所を裸足で過ごす人に安全・健康を届ける処分方法が、寄付です。
不要になった靴を段ボールなどに詰めて支援団体に送ることで、ワクチンを購入する費用やリユース品として再販するなどの社会貢献を叶えます。
特にスニーカーや成長が早い子供の靴は舗装が行き届いていない道路が多い発展途上国で、とても重宝されます。
●エコフレンドリー
寄付できるものは不要になった靴をはじめ洋服、ぬいぐるみ、おもちゃなどです。
寄付されたものはアジア諸国で再販され、その売り上げの一部を国内外の助けを必要とする人々の支援金にしています。
●リボーンプロジェクト
「エコフレンドリー」と同じく不要になった靴、洋服などが寄付できるものです。
リボーンプロジェクトでは、発送1件につき10人分のワクチンを発展途上国に寄付する活動をしています。
さらには、再販作業を現地で行うための雇用も創り出しています。
【メリット】
・SDGsに自然な流れで参加できる
・”自分にとって不要なもの”が”誰かの使うもの”になる
【デメリット】
・梱包資材がない場合は専用キットの購入費がかかる場合がある
・物を詰めて送る手間・費用が発生する
靴の捨てるタイミング別おすすめの処分方法
不要になった靴の処分はさまざまな方法がありますが、捨てるタイミング別で方法を選ぶことが有効です。
① | 履きつぶした |
【捨てる】 普通ごみとして出す(燃えるゴミ) |
② | 洗っても汚れが取れなくなった |
【リサイクル】 下取りに出す |
③ | 断捨離 |
【リサイクル】 下取りに出す リサイクルショップに売りに出す フリマアプリ、オークションサイトに出品する 支援団体に寄付する |
④ | サイズが合わなくなった | |
⑤ | 流行が過ぎた | |
⑥ | 買い替え |
まとめ
さて、今回は不要になった靴の処分方法をポイント解説しました。
処分と言っても「捨てる」だけではないことがお分かりいただけたかと思います。
思い入れがある靴や高かったけど手放すような靴であれば、気持ちよく清々しく処分できる方法を選択するべきですし、今回解説した処分方法が皆さんのベストを見つけることにつながっていれば幸いです。