イベントやお祝いごとでもらった花ギフトは、嬉しいものですがいずれ枯れる生ものでもあります。
しかし、ラッピングや植物などさまざまな素材が使われており、どう処分すればいいのか悩む方もいるのではないでしょうか?
むやみに処分すると、リサイクルできる資源を無駄にしたりスムーズな分別回収の妨げになったりするリスクがあります。
そこで、本記事では花ギフトの正しい捨て方と分別方法をご紹介します。
目次
花ギフトは素材ごとに分別して処分しよう

花ギフトは植物、紙、プラスチック、金属など、性質の異なる素材が組み合わされています。
廃棄する際は、ひとつの袋にまとめて捨てると分別しにくくなるため、素材ごとに分けて考えましょう。
以下で、花ギフトを素材ごとに分けて処分したほうがよい理由を順に解説します。
紙・プラスチック・金属・植物など複数の素材が使われている
花ギフトは、花や葉のような植物だけでできているわけではありません。花束やアレンジメントの素材を簡単に分けるだけでも、以下のように多くの種類があります。
- 包装紙
- 透明フィルム
- リボン
- ワイヤー
- ホチキス
- 吸水スポンジ
- 鉢カバーなど
見た目の印象だけで燃えるごみと決めると、分別ミスにつながりやすくなります。
花ギフトの片付けは、最初から一括で処分しようとせず、素材を分けて考えることが正しい分別の第一歩です。
自治体のルールに沿って素材ごとに分別する
素材ごとに分けておくと、自治体の分別ルールに当てはめやすくなります。
廃棄物の出し方は全国で同じではなく、紙類を資源として回収する自治体もあれば、紙製容器包装と雑がみを別に扱うところもあるのです。
花束のラッピングは、紙に見えても内側にフィルム加工がされていることがあり、見た目だけでは分かりにくい点も注意しましょう。先に素材ごとに分けておけば、自治体サイトの分別一覧や収集案内を確認するときも迷いにくくなります。
資源化可能素材に分けることがリサイクルにつながる
資源として再利用できる素材を分けることは、リサイクルの促進につながります。
花ギフトのラッピング材を素材別に分ければ、再資源化できるものをそのまま燃やす事態を避けやすくなります。
すべての部材が資源回収の対象になるわけではありませんが、資源化できる紙やプラスチックを植物部分と分けておくことは意味があるのです。
花ギフトを捨てる前におこなう3つのポイント

花ギフトはまとめて捨てるより、先に分けるほうが自治体ルールに沿って処分しやすくなります。
以下で、処分前にやっておきたい3つの準備を順に解説します。
生花やアレンジメントは水を切ってから片付ける
生花やアレンジメントは、水をしっかり切ってから片付けると扱いやすくなります。
花束をそのまま捨てようとすると、包装紙やフィルムまで濡れてしまい紙資源にできないケースがあります。
水分が多いままだと、ごみ袋の中で漏れやにおいの原因になりやすく、ほかの素材も濡れて分別しにくくなるためです。
傷んだ花や茎は水気を拭き取ったり、新聞紙などに包んだりしてから処分しましょう。
花・ラッピング・留め具をできる範囲で取り外す
花ギフトは、包装紙、透明フィルム、リボン、ワイヤー、ホチキスなど複数の素材でできています。そのため、処分前にできる範囲で取り外しておくと、素材ごとに分けやすくなります。
全部を完全に分解する必要はありませんが、目で見て分かる範囲だけでも外しておくと判断しやすくなります。フィルムと紙が重なっている部分、金属の留め具が付いている場合もあるため忘れずにチェックしてください。
鉢植えは植物本体・土・鉢に分けて準備する
鉢植えの花ギフトは、植物本体、土、鉢を分けて準備しましょう。花束よりも構成が複雑で、それぞれ分別区分が異なることが多いためです。植物本体は可燃ごみとして扱う自治体が多くありますが、土は自治体で回収しないケースがあり、家庭ごみとして出せない自治体が少なくありません。
植物を抜かずに鉢ごと処分しようとすると、どの区分にも当てはめにくくなります。先に植物、土、鉢に分けておけば、自治体サイトや分別表を確認する際も判断しやすくなります。
「生花」の捨て方
生花は花そのものだけでなく、水分やラッピング材も一緒についていることが多いため、分けながら片付けることが大切です。植物部分は可燃ごみとして扱う自治体が多い一方で、濡れたまま捨てると袋の中で傷みやすく、ほかの素材も分別しにくくなります。
- 花・葉・茎は可燃ごみが多い
- 傷んだ花や水気のある部分は新聞紙などに包む
- 花束は中身とラッピングを分けてから捨てる
生花は植物由来のため、ほかの異素材を外したうえで植物部分だけにすると、分別しやすくなります。
ただし、傷んだ花や水を含んだ茎をそのまま袋へ入れると、水漏れやにおいの原因です。片付ける前に水を切り、濡れている部分は新聞紙などに包んでから捨てると扱いやすくなります。
花束は外側の包装までまとめて可燃ごみにせず、先に中身の花とラッピングを分けましょう。
「フラワーラッピング(包装)」の分別と捨て方

フラワーラッピングは見た目が一体でも、実際には紙、フィルム、リボン、留め具など複数の素材が組み合わされています。包装だけをまとめて処分するのではなく、素材ごとに分けて確認してください。
- 包装紙は紙素材か加工紙かを確認して分別する
- セロハンやフィルムはプラスチックごみが多い
- リボン・ワイヤー・ホチキスなどの留め具は素材別に分ける
包装紙は紙素材として処分できるものと、加工が強くて資源回収に向かないものに分かれます。紙に見えても防水加工やラミネート加工がある場合は、自治体によって扱いが変わるため、見た目だけで判断しないよう注意してください。
透明のセロハンやフィルムは、プラスチックごみとして扱われることが多くあります。紙ラッピングと重なっている場合は、できる範囲で分けてから処分すると分別しやすくなります。
リボン、ワイヤー、ホチキスなどの留め具は、素材別に分けて捨てることも忘れないでください。
「スポンジ」の分別と捨て方

フラワーアレンジメントに使われる吸水スポンジは、植物と一緒に見えても別素材として扱う必要があります。一般的には可燃ごみ扱いの自治体が多いものの、地域によって区分が異なることもあります。
- 吸水スポンジは可燃ごみ扱いが多い
- ただし自治体によって区分が異なることがある
- 水分を切ってから処分する
なお吸水スポンジは、できるだけ水分を切ったうえで処分しましょう。
水を多く含んだままだと重くなり、においや液漏れの原因にもなります。花や葉が刺さったままになっている場合は、できる範囲で取り除いて、植物部分と分けておくと分別しやすくなります。
また、見た目がスポンジでも、家庭用の掃除スポンジとは用途も素材も異なる場合があります。自治体の品目名にフローラルフォーム、生け花用吸水性スポンジなどの表記があるか事前に見ておきましょう。
「造花」の分別と捨て方

造花は生花と違い、布、ポリエステル、プラスチック、ワイヤーなどが使われています。素材によって分別先が変わるため、そのまま一括で捨てるのではなく、中に金属が入っていないかを確認することが大切です。
布やプラスチックが中心の造花は、可燃ごみとして扱われる自治体が多くあります。ただし、茎の芯材としてワイヤーが使われている製品は少なくないため、見た目だけで判断しないことが重要です。
茎の中にワイヤーが入っている場合は、できる範囲で分けて捨てると分別しやすくなります。切り分けが難しい場合や、金属部分が多い場合は、自治体の不燃ごみ区分を確認したほうが安心です。また、造花は再利用できるのであれば、ごみを減らす行動にもつながります。
「鉢植え」の花ギフトの捨て方

鉢植えの花ギフトは、植物本体、土、鉢を分けて考えましょう。
枯れた植物本体は、可燃ごみとして出せる自治体が多くあります。土は自治体によって扱いが大きく異なります。回収しない自治体もある一方で、少量ずつ燃えないごみとして出せる地域もあります。鉢についても、プラスチック製、それ以外で区分が違う地域もあるため素材別で処分方法を確認しましょう。
まだ使える花ギフトは再利用も検討しよう

花ギフトは、すべてをすぐに捨てる必要があるとは限りません。まだ傷みが少ない部材や飾りとして使えるものは、再利用することで廃棄物を減らしやすくなります。
以下で、花ギフトを再利用しやすい代表的なパーツを紹介します。
造花はインテリアや季節装飾として再利用しやすい
造花は水替えが不要で傷みにくいため、花瓶に飾り直したり、玄関や棚まわりの装飾に使ったりしやすくなります。季節感のあるデザインなら、春の飾り、クリスマスの飾り、イベント用の装飾として残しておく方法もあります。
また、数本ずつ分ければ、小さなスペースにも使いやすくなります。短く切って小瓶に移したり、リースやフォトフレームの飾りにしたりとアイデアしだいで、新しいインテリアとして活用できるのです。
リボンや鉢カバーは別のラッピングや収納に活用
花ギフトに使われているリボンは、ほかの贈り物のラッピングに使ったり、小物をまとめる目印にしたりと再利用しやすい素材です。
鉢カバーは小物入れや収納カバーとして使える場合があります。紙製や布製なら軽い収納に向いており、プラスチック製なら室内の整理にも使いやすくなります。
破れや汚れが少ない素材は、そのまま処分ではなく再活用の対象として考えると、廃棄物を減らし環境保全にもつながるのです。
まとめ
花ギフトは生花の場合、時間経過で処分が必要になりますが、造花などはアレンジ次第で生まれ変わらせる方法もさまざまあります。
また、処分する際は必ず丸ごとではなく素材ごとに分別し、自治体の指示に従って手放すことも忘れないでください。
