お役立ちコラム
2025.12.25

サーキュレーターの処分方法は?正しい処分方法を解説

サーキュレーターの処分方法は?正しい処分方法を解説

サーキュレーターは卓上用の小型から扇風機の大型まで、さまざまな種類があります。
不要になったサーキュレーターは家庭ごみの場合、どの分類になるのか、捨て方にルールはあるのか気になる方も多いのではないでしょうか?

本記事ではサーキュレーターの処分方法と注意点を解説するため、ぜひ参考にしてください。

壊れたサーキュレーターの処分方法4選

壊れているサーキュレーターは、基本的に廃棄物として処分する方法がおすすめです。
廃棄物の分類別の違いや、処分方法の特徴を4つご紹介します。

不燃ごみとして処分する

サーキュレーターは不燃ごみとして出せる場合があります。
しかし、自治体がサイズや素材を基準に分類しており、小型のサーキュレーターであれば家庭ごみとして扱えるケースがあります。
ただし、自治体によってルールが大きく変わり、電源コードを固定してまとめたり、解体しない状態で出すよう求められたりと規定はさまざまです。

市区町村のごみ区分表で「小型家電」「不燃ごみ」のどちらに当てはまるかを確認したうえで、正しく処分しましょう。

粗大ごみとして処分する

粗大ごみとして依頼する選択肢があるのは、サーキュレーターの大きさが基準を超える場合があるためです。
多くの自治体では、大型家電として扱われるサイズに該当すると、通常の不燃ごみでは回収できません。

理由として、回収車へ安全に積み込むための規格が定められており、その基準に沿って処理方法が決まる背景があります。
申し込みは粗大ごみ受付センターで行い、処理券を購入して貼り付ける流れが一般的です。

例えば、30cm以上の大型ファンを搭載したモデルや重量のあるサーキュレーターは粗大扱いとなるケースがあります。自治体の案内ページに掲載されている寸法基準を確認すれば、該当するか判断できます。

家電量販店に引き取ってもらう

家電量販店で、小型家電の回収サービスを実施している店舗が増えています。壊れた家電をまとめて引き取る仕組みが整っており、購入店舗以外でも利用できるケースがあります。

この方法は、店舗に持ち込むだけで手続きが簡単で回収費用も無料のところが多くあります。回収されたサーキュレーターは素材の一部を再資源化されるため資源の有効活用に役立つため、おすすめです。

リサイクルセンターに持ち込む

リサイクルセンターへ直接持ち込む方法なら、使える部品や素材がそのまま再利用されるメリットがあります。
持ち込みの手順は自治体によって異なるため、リサイクルセンターや市町村の公式サイトをチェックしましょう。

基本的には自治体の資源化施設や民間のリサイクル事業者に電話で確認し、受付時間に合わせて運搬する流れで引き取ってもらえます。
処理費用が無料の地域もあり、負担を抑えつつ適切なリサイクルを行えるメリットがあります。

まだ使えるサーキュレーターの処分方法4選

まだ使用できるサーキュレーターなら、廃棄物として処分する前に、次に必要とする人へ届くよう手放すことがおすすめです。

中古買取、寄付など、捨てる以外の方法の処分方法を見ていきましょう。

中古品買取業者に売却する

中古品買取業者へ売る方法が金銭的な負担を軽減できるのは、状態が良い家電を再販売する仕組みが整っているためです。再販売可能なサーキュレーターは買い取られやすく、廃棄コストをかけずに処分できます。
買取価格はモデルの人気や製造年によって変わります。清掃の行き届いた品や付属品が揃った品は評価が上がる傾向があり、査定で有利になります。

例えば、リサイクルショップや家電専門の買取店に持ち込むと、店頭でそのまま査定してもらえるため効率良く手放したい場合に向いた方法です。

公共施設などに寄付する

地域の集会所や福祉施設に寄付する方法も、サーキュレーターのおすすめの手放し方です。
まだ動く家電は備品として活用されることが多く、必要とする場所で再利用すれば環境への配慮にもつながります。

寄付を行う際は、受け入れ先の条件を確認しましょう。施設によっては安全性の観点から受け取りを制限しており、事前連絡が必要なケースもあります。

主に地域センターや児童施設などが寄付窓口になっているため、担当者に状態を伝えて相談してみましょう。

知人や友人に譲る

知人に譲る方法は、直接受け渡しができるスムーズな手放し方です。
送料や手数料が不要で、連絡を取りながら現物の状態を説明できるためオークションやフリマアプリのようなトラブル防止にもなります。

事前に動作確認と簡単な掃除をしておき、引っ越しで家電が必要な友人や、サブ用として探している人に渡しましょう。

フリマ・オークションで売る

フリマアプリやオークションで売る方法もおすすめです。
サーキュレーターは季節を問わず使われる家電で、比較的購入希望者が見つかりやすい傾向があります。

ただし出品するときは、動作状況と外観の状態を詳しく載せることが大切です。傷や汚れ、使用期間などを正しく明記してください。

具体的には、メルカリやヤフオクなどが代表的で、家庭で不用になった家電を手軽に出品できます。

サーキュレーターの処分費用の相場

サーキュレーターを処分する際の費用は、依頼先や処分方法によって大きく変わります。自治体の回収であれば数百円で済む場合が多く、業者へ依頼すると数千円ほどになるケースがあります。
費用の目安を把握し、好みの方法を選びましょう。
処分費用の主な相場は次の通りです。

  1. 不燃ごみで処分する場合:0円
  2. 粗大ごみで処分する場合:200〜600円前後
  3. 家電量販店で引き取ってもらう場合:0〜500円程度(店頭回収ボックスは無料の場合も多い)
  4. リサイクルセンターへ持ち込む場合:0〜300円前後
  5. 不用品回収業者へ依頼する場合:2,000〜5,000円程度が目安

自治体の収集を利用する場合は、回収区分によって負担額が変わります。不燃ごみ回収に該当すれば費用は発生しませんが、大型と判断されると粗大ごみ扱いとなり、数百円程度の処分券が必要になります。

家電量販店の店頭回収ボックスは、小型家電リサイクル法に基づく仕組みのため、無料で利用できることがあります。一方で、店舗によっては個別回収に料金を設定しているところもあるため、事前に調べておきましょう。

サーキュレーターを処分する時の注意点6選

サーキュレーターを処分するにあたって、心掛けたい注意点をご紹介します。
サーキュレーターは部品によってはそのまま捨てると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
だからこそ、以下のポイントをおさえておきましょう。

リチウム電池を外す

リチウム電池は劣化により、発火する恐れがあります。サーキュレーターには充電式タイプがあり、内部のバッテリーが衝撃や破損によって高温になりやすいのです。
処分前に電池部分を確認し、取り外し可能なタイプかをチェックしてください。
外した電池は、小型充電式電池の回収拠点へ持ち込む方法が一般的です。
このような誤った処分を避けることで、回収車両の火災の予防になります。

自治体ごとの分別方法を調べる

地域ごとにごみ区分が異なるため、事前に調べておきましょう。同じサーキュレーターでも、不燃ごみ扱いと粗大ごみ扱いに分かれるケースがあります。
各自治体の公式サイトで「小型家電」「不燃ごみ」「粗大ごみ」のどれに該当するか調べてください。
回収日を守らないと回収不可になったり、追加費用が発生したりするトラブルを防げます。

動作するかチェックする

動く状態であれば、売却や寄付などの選択肢が広がり、廃棄にかかるコストを軽減できます。
チェックする際は、電源が入るか、異音がないか、羽根が正常に回転するかを見ておきましょう。
また中古品として売却するなら外箱や付属品などをまとめて売却すると、その分価値が上がる可能性もあるため探しておきましょう。

業務用サーキュレーターは家庭ごみに出さない

業務用サーキュレーターを家庭ごみに出してはいけないのは、家庭ごみとして処理されない品目に該当するためです。
業務用機器は出力・重量が大きく、一般家庭のごみ収集では対応できない規格になっています。

処分する際は事業系ごみとして扱われるため、自治体の産業廃棄物担当窓口や専門業者へ依頼しましょう。

所在地がわからない回収業者に処分を依頼しない

所在地が不明な業者は、違法処分や高額請求のトラブルに巻き込まれる恐れがあるため注意しましょう。
不用品回収業を名乗る事業者の中には、無許可で営業するケースがあります。

依頼する際は、一般廃棄物収集運搬の許可番号や事務所所在地を確認してください。
曖昧な説明しかない業者は避けるのが安全です。信頼できる業者を選ぶことで、トラブルを防げます。

むやみに分解しない

分解を避けるべきなのは、内部構造を破損するとケガや火災を起こす危険があるためです。
モーターや配線部分には、工具で圧力をかけるとショートする部品が含まれています。

外装カバーや羽根などの簡易的な掃除以外は行わず、専門知識の必要な分解は控えてください。
破損させてしまうと、自治体でも受け付けられない状態になる可能性があります。

安全な状態で処分するために、無理な分解は避けた方が確実です。

まとめ

サーキュレーターを手放す際は、「壊れている場合」と「まだ使える場合」で進め方が大きく変わります。
安全に処分するためには、電池の取り扱いや業務用機器の扱いなど、いくつかの注意点を確認する必要があります。
分別ルールを調べたり、信頼できる回収先を選んだりするだけで、トラブルを避けながらスムーズに進められます。

処分の費用は無料で済む場合もあれば、業者への依頼で負担が発生する場合もあります。費用の目安を把握しておくと、無駄な支出を減らせます。
適切な方法を選び、環境に配慮した形でサーキュレーターを手放してください。

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