お役立ちコラム
2024.09.10

布団の処分方法は?正しい処分方法を詳しく解説!

布団の処分方法は?正しい処分方法を詳しく解説!

布団の処分方法は、ゴミとして捨てる以外に限らず、環境に配慮したリサイクル方法もあります。

本記事では布団を処分するための方法や、処分する目安をご紹介します。
また、布団をリサイクルする方法や注意点も解説するためぜひ参考にしてください。

布団を処分する6つの方法

布団を処分する6つの方法

布団を処分するには、主に6つの方法があります。それぞれゴミとして手放す方法もあれば、次の人に譲るリサイクルにつながる方法も存在します。

布団の状態や環境次第で、適した処分方法は異なるため、今の自分に合ったものを探してみましょう。

分解して可燃ゴミに出す

布団を処分する手軽な方法は、小さくして可燃ゴミにする方法です。布団は主に綿やポリエステルなど、燃やせる素材で作られています。布をはがして、中の綿をある程度分解すれば、燃えるゴミの袋に入れられるため、そのまま処分できるところが手軽です。

処分費用もかかりませんが、その代わりに布団を細かく分解する手間がかかります。大きな裁ちバサミなど道具が必要になるため、人によってはかえって道具をそろえる費用や体力的な負担があります。

粗大ゴミとして処分する

布団は基本的に粗大ゴミとして処分できる自治体が多くあります。粗大ゴミとして出す際には、事前に粗大ゴミ処理券を購入して、指定日までに指定場所に出す必要があります。

布団のような大型ゴミは、ゴミ回収場まで持っていくことが困難な可能性もあります。特に複数枚ある場合、一度にまとめて処分できないなど回収量に制限があるため注意しましょう。

自治体によっては布団の回収をしておらず、寝具店や無料回収サービスの活用を推進しているところもあります。そのため、布団を自治体で回収できるか、事前に「ごみの出し方」などの地域に配られる冊子や、役所の環境課の情報を見ましょう。

寝具販売店に引き取ってもらう

寝具販売店では、使わなくなった古い布団を引き取るサービスがあります。中に入っている羽毛を取り出し、新しい布団として打ち直すことで、きれいな状態に生まれ変わるのです。

羽毛布団を長く使っていると、どうしてもやわらかさや厚みが損なわれてしまいます。その中でも寝具販売店に引き取ってもらう方法は、布団の使える部分を再利用してもらえます。

綿を新しい布団に入れるなどして、古い布団をムダにせずに活用できるため、そのまま処分するにはもったいないと思う場合は、引き取りを依頼しましょう。

布団の無料回収サービスを使う

布団を無料回収しているお店や、買い替え時の引き取りサービスを活用すれば、手間暇をかけずに古い布団を手放せます。ゴミとして処分する場合は、粗大ゴミ手数料がかかりますが、無料回収サービスなら処分費用もおさえられるのです。

ただし、無料回収サービスと謳いながらも、後から金銭を請求してくるような悪質業者の可能性もあります。そのため無料という言葉だけで判断せずに、本当に信頼できる団体や業者なのかチェックしましょう。

また地域によっては、数ヶ月に一回など自治体を通した布団回収を実施しているところもあります。通常のゴミ回収とは場所や申し込み方法が異なりますが、地元で実施しているか調べてみてはいかがでしょうか。

フリマアプリやオークションで売る

フリマアプリやオークションは、中古の布団を自分の希望価格で販売できるところがメリットです。一方で布団は大型であるため、送料が数千円と高額です。送料込みの販売価格に設定している人は、赤字になるリスクがあるので売値に注意しましょう。

ほしい人に譲る

まだ使える布団なら,欲しい人に譲る方法もおすすめです。資源のムダにならないため、処分のための面倒な手続きや処分手数料を支払う必要がありません。

身近にいる人ならわざわざ配送する必要もなく、自宅まで取りに来てもらうなどすれば、体力的、時間的な負担もほとんどかかりません。

布団を処分する目安4選

布団を処分する目安4選

布団を処分するかどうか迷ったら、布団の状態を良くチェックしましょう。まだ使い続けられるかどうか、衛生面で問題がないか確認したうえで、新しいものに買い換える必要があれば放置せずに、処分することが大切です。

買った時よりも薄くなった

布団は使っているうちに、羽毛や綿がつぶれてしまいます。特に敷布団は、一般的に3〜5年で寿命になると言われているほど、体重や湿気などで傷んでしまうのです。

羽毛布団はきちんとお手入れすれば、10年以上使い続けられますが、羽毛がつぶれてしまうとせっかくの保温性が著しく下がってしまいます。新しく打ち直す必要が出てくるため、修理や交換の目安として考えましょう。

布団から嫌な臭いがする

布団は使い続けていると、綿や羽毛に生活臭が染み込んでしまいます。クリーニングに出して解決することもありますが、タバコの臭いやペット臭などは簡単に落としきれません。

また、布団の臭いの原因はほかにも日頃の汗や皮脂、加齢臭などさまざまな要因があります。喫煙者やペットがいない環境でも、布団の保管の仕方やお手入れの頻度によっては、臭いがこびりついてとれず気になる原因になります。

だからこそクリーニングしても臭いが気になる時は、布団の寿命と考えて交換を検討しましょう。

布団に穴が開いて綿や羽毛が出てくる

布団に穴が開いてしまい、綿や羽毛が出てくる状況は捨てるタイミングです。

特に布団のカバー部分が薄くなったり、破れていたりすると、そこから羽毛が出てしまいます。縫ったとしても耐久性は落ちているため、またすぐに羽毛や綿が出る原因につながります。

特に表面生地が擦り切れている状況は、やがて布団全体のダメージにつながるため、早めに処分することをおすすめします。

布団にカビが生えてしまった

布団は中の羽毛や綿の湿気が抜けず、そこからカビが生えてしまうこともあります。

また、湿気が溜まっている場所に冬布団を保管しているなど、布団の表面にも全体的にカビが生える可能性もあるのです。カビを放置すると、ほかの寝具に広がるだけでなく胞子が空気中に飛散してしまいます。

カビを吸い込むとアレルギーなどの体調不良の原因にもなるため、カビが生えてしまった布団は放置せずにゴミとして処分するよう心がけましょう。

布団はリサイクルショップに売却できる物もある!

使わない布団は捨てるか不用品回収に出す以外、方法がないイメージがあります。しかし、まだ状態の良い布団なら売却できる可能性もあるのです。

使わない布団を捨ててしまう前に、売却できないかチェックしてみましょう。

人気寝具メーカーやブランドの布団

老舗の寝具メーカーや人気ブランドの布団は、購入から多少年数が経っていても状態が良い場合買取できる可能性があります。

特に寝具の中でも販売価格が数十万円など、高級羽毛布団は中古でも需要があるアイテムです。特に購入時の外箱、布団を入れる専用のケース、保証書などの付属品が残っていると、ブランド品としての価値を証明しやすいため、中古買取につながりやすいのです。

使用頻度が低く新品に近い状態の布団

使用頻度が低く、新品に近い状態の布団はリサイクルショップなどで買取可能です。

たとえば購入したものの、冬の寒い時期しか使わない高級羽毛布団など、ほとんど新品と変わらない状態であれば中古品として買取できるのです。

使わないからといって処分する前に、まずは売却できるかどうかリサイクルショップなどに聞いてみてはいかがでしょうか。

未開封の新品の布団

購入したものの使っていない未開封の布団は、未開封品として売却できます。リサイクルショップのほか、メルカリといったフリマアプリでも買取手がつきやすい品物です。

未開封であると証明できるように、タグや外箱などの付属品が残ったままの状態が理想です。

布団のリサイクル方法とは?

布団のリサイクル方法とは?

実は布団を必要としている人は多く、もう使わないものであっても寄付やリメイクなどで、また再利用することも可能です。

布団をそのまま処分することはもったいない、環境に配慮したいと考えている人は、ぜひ布団のリサイクル方法を検討してください。

布団が必要な団体に寄付する

布団は全国や世界で寄付を受け付けている団体があります。布団は高級品であり、恵まれない子供たちやホームレス支援団体などに寄付できるのです。

また、毛布や薄手の布団は動物愛護団体に寄付することも可能です。自分では使わなくなった布団も、寄付すれば第二の人生を歩めるのです。

ただし、布団は大型で送料がかかるため、送料分などは寄付金としてこちらが支払う義務があります。困っている人たちを助けられるうえ、環境にやさしいリサイクルになるため、ごみとして捨てる以外の方法で手放したい方におすすめです。

布団の布地や綿でリメイク品を作る

布団の布地や綿を使い、リメイク品を作ることで資源をムダにせずに過ごせます。

布団の布地とやわらかい部分の綿を使って、ぬいぐるみやポーチを作るなど丈夫な生地を生かしたアイデアはたくさんあります。

特に子供布団といった、思い出の詰まった布団はそのまま処分することは抵抗があるもの。カビや汚れなどがなく、使い続けられる布団であれば、ぜひリメイクによって新しい使い方をしてみてはいかがでしょうか。

布団を処分する時の注意点

布団を処分する時の注意点

布団を処分する時は、トラブルにつながらないように正しい方法を選ぶことが大切です。

必ず心がけておきたい、処分する際のポイントを見ていきましょう。

自治体ごとの処分ルールに従う

布団の処分方法は自治体によってさまざまです。一般的には粗大ゴミとして処分できるところが多いものの、中には布団を粗大ゴミとして扱わずに布団引き取り専門の業者や、寝具店への依頼が必要なところもあります。

また、細かくカットして燃やすゴミにすることが前提など、地域によって処分方法が細かく異なるところも布団処分で注意したいポイントなのです。自治体ごとの布団の処分方法をチェックしたうえで、今のライフスタイルや希望に合った布団の手放し方を考えていきましょう。

布団の無料回収は信頼できる業者に依頼する

布団の無料回収を依頼するときには、信頼できる業者かどうか良く見極めることが大切です。

悪徳な業者の場合、最初は無料と言っておきながらも、いざ回収時は運送料が別途かかるなど、オプションとして高額請求してくるケースがあるのです。見分けるポイントは、布団回収業者としての住所などの所在が明らかになっていること、口コミチェックなどが大切です。

近所だから、無料だからという理由だけで選んで、トラブルに巻き込まれないよう十分注意してください。

まとめ

布団は綿やポリエステル、羽毛など基本的に燃やせる素材で作られています。自治体によっては粗大ゴミとしての処分を推奨しているところもあり、地域でできる処分方法はさまざまです。

また、布団はたとえ多少の汚れや、へたってしまった状態のものでも、布や綿を使って新しく打ち直しでフカフカにしたり、リメイクしたりするリサイクル方法もあります。

布団は毎日使うものだからこそ、普段から大切にメンテナンスするだけでなく、長く使えるものを選ぶなど、購入のときから環境に配慮する気持ちも大切にしましょう。

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