01『禁忌品』にご注意ください
故紙類の中には禁忌品と呼ばれるものがあります。禁忌品とは「製紙原料にならないもの」を指します。
例えば、アイロンプリント紙などの昇華転写紙、点字印刷物などの感熱性発泡紙、石鹸や線香の箱といった臭い付きの紙などがあげられます。
これらのものを製紙原料として使用した場合、生産工程での機械トラブルや製品の不良品が発生する原因となるため、事前にしっかり選別・除去する必要があります。
近年では、海洋プラスチック問題の影響もあり、紙の価値が再評価され、様々な加工を施された紙製品が増えてきております。これらも加工内容によっては禁忌品になりえるため、私たちも日々、情報収集を行い、禁忌品となる原料を混入させないよう努めています。